最近車乗らないひと増えてるし、免許って取らなくても良くない?
実際のところ、免許持ってない人ってどのくらいいるの?
今回は、こんな疑問に答えていきます。
ぶっちゃけ、免許取るのってめんどうですよね。
車に乗る予定がないから、免許も取りたくない!ってひとも多いんじゃないかと思います。
でも、実際免許持ってないひとってどのくらいいるんでしょうか??
最近のデータも見つつ、深堀してみたいと思います。
実は持ってるひとがほとんど?普通自動車免許の実情
ということで、早速現状からまとめてみますね。
内閣府で免許保有者の割合について調査がされてましたので、紹介します。
令和元年(2019年)での調査結果です。(参考:元ページのリンクはこちら。)
若者の車離れは2000年くらいから言われ始めたみたいです。
2000年時点で20歳前後だった人はアンケート時点で35~45歳くらいだったことを考えると、男性で約96%、女性で約91%の人が免許を持ってたってことになります。
大学を卒業された25歳以降のデータでは男女ともに80%以上の人が免許を取っているということで、まだまだ免許を取る人のほうが多数派ということがわかります。
車の保有台数も変わらない?
免許を取る人の割合はじつは変わってないということがわかりました。
次に、自動車の保有台数についても見てみましょう。
こちらは国土交通省が令和元年に実施した調査結果となってます。(元ネタはこちら)
ちょっと見づらいので、自家用車をピックアップしてエクセルでまとめなおしてみたのがこちらです。
こうやって見てみると、自動車の保有台数も変わりません。
乗用車が微減していますが、軽自動車が増加しているのでトータルの保有台数としてはむしろ増加傾向になっています。
実は減ってるのは新車販売台数
ここまで見てきて、免許の取得率も車の保有台数も大きく変わってないことがわかりました。
でも、"若者の車離れ"って言われるからには若者は車を買わなくなってるはずですよね...?
ということで、最後に新車販売台数をチェックしてみました。
結果はこちらです。(引用元)
なんと、新車の販売台数については1990年ごろをピークにずっと下がり続けてます。
×:若者が車に乗らない
〇:若者が車にお金をかけない
ここまでの調査で、以下2つがわかってきました。
- 乗用車⇒軽自動車への移行が進んでいる
- 新車の販売台数は減っている
上記を言い換えると、「高い車は買わない、新しい車は買わない」っていうのがトレンドなのかなという気がします。
なので、若者の車離れっていうのは車に乗る若者が減ってるというより、車にお金を使う若者が減ってると言う方が正しそうです。
実際、トヨタの豊田章男社長も「若者がクルマ離れしたのではなく、自動車メーカーがクルマ離れしたのではないか」と提言してます。
経済的な車を作ることに特化して、若者がワクワクする車を作らなくなったことが若者の車離れの原因じゃないか、ということのようです。
うーん、確かに車って必要だから購入したり乗ったりするもので、楽しいから乗るものではないですもんね。
車に対して楽しさを求めなくなったのが車離れの原因というのはしっくりきます。
移動手段としての車は今後も必要
少し話を戻して、免許の保有割合や車の保有台数自体は下がってないので、車はいまでも大切な移動手段になってることがわかります。
趣味としての魅力は薄れてきているけど、移動の足としては今でも重要ということですね。
なので、今"免許を取ろうかどうか?"で悩んでいる人も、とりあえず免許は取っておいた方がいいんじゃないかと思います。
車があると移動の自由度は増えるので、人生の選択肢も広がりますしね。
この辺りは別記事でも紹介してるので、興味がある人はどうぞ。
⇒Coming soon...
まとめ:若者の自動車離れ=車に乗る機会が減ってるは間違い
はい、ということで今回の結果のまとめです。
まとめ
- 免許の保有率はいまでも非常に高い割合をキープ
- 自家用車の保有台数も微増している
- 車にお金をかけなくなってきていることが若者の車離れの要因ではないか
本記事で説明した通りで、若者の自動車離れ=自動車に乗らなくても生活ができるというのは誤りです。
「生活の足としての車はまだまだ重要だけど、若者が車にお金を使わなくなった」という方が正しいんじゃないかと思います。
住む地域や生活スタイルの変化で突然車が必要になったというのはよく聞く話。
ホントに将来車乗るのか?と悩んでいる人も、時間があるうちに免許は取っておいたほうがいいかもしれません。
では、本日はここまで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!