どうも、先日新しく中古車を買いました。
リョウです。
買った車はTOYOTAのシエンタ(黒)。
安定の中古車になってます。笑
※:画像はTOYOTAの公式HPより引用
ところで、皆さん電気自動車に対して興味ってあります??
ホットな話題ですから、ニュースなどで見る機会もかなり増えてきたんじゃないでしょうか。
SDGs(Sustainable Development Goals)が叫ばれるようになって、脱炭素化を目指すようになった時代の流れですね。
ぼくは住んでいる場所の都合でどうしても車が必要なのと、仕事柄無関係ではないので結構気になって情報収集しています。
ただ、世間一般では"環境にやさしい"みたいな印象の電気自動車。
道路で走ってるところってなかなか見れないんですよね。
実際、ぼくも今回車買いましたが、電気自動車は完全に視野の外でした。
っていうのも、電気自動車って価格が高い割に航続距離は短いし乗りづらいんですよ。
しかも、肝心の"環境にやさしい"っていう触れ込みも実は嘘。
乗っても脱炭素化にはならないんですよね。
(理由は電気を作るために二酸化炭素が出てくるから!そのうち別記事でまとめるかも。)
ただ、ここら辺の話ってあんまり認識されてないような気もしたので、ちょっとブログでまとめてみたいと思います。
ということで、今回は電気自動車についての記事。
電気自動車のデメリットについてざっくばらんに紹介してみたいと思います。
電気自動車の購入を検討されている方、純粋に電気自動車に興味がある方のご参考になれば幸いです。
では、早速紹介していきます。(^^ゝ
電気自動車を買わないと決めた理由
電気自動車って時代の最先端!って感じで、スタイリッシュでめっちゃカッコいいのが多いんですよね。
テスラとか自動運転技術がすごい進んでるし、一回は乗ってみたい車です。笑
でも、それはそれとして、実生活で使えるか?と言ったら今の状態では厳しいかなーっていう感じです。
っていうのも、僕らみたいな地方在住者にとって車は"足"なんですよね。
車って毎日載るもので、無いと買い物にも行けません。
純粋に生活が成り立たなくなるので、"乗りやすい車"を選ぶ傾向にあります。
僕が電気自動車を買わないと決めた理由は、簡単に言うと"乗りにくい車"だから。
っていうのも、電気自動車って以下3つの特徴があるんですよ。
電気自動車を買わないと決めた理由
車体価格が高い
航続可能距離が短い
充電にめっちゃ時間かかる
バッテリーが摩耗する
車をアクセサリーとして見るならそんなに気にならない項目かもしれません。
でも、"生活の足"として見るならどれも致命的なんですよね。
とくに「高頻度で充電が必要」で、「充電には時間がかかる」っていうのが痛すぎる...
でも、なんだってこんなに課題があるのか?
そこら辺の理由について、深堀していきたいと思います。
車体価格が高い
電気自動車のデメリットの1点目は、車体価格が高いこと。
これは論より証拠で、まず価格を比較してみましょう。
電気自動車は日産のリーフで、比較対象として同じく日産でサイズ感が同じノートと比較してみました。
結果はこちら。
【電気自動車代表】
・日産 リーフ
・カタログ車体価格(消費税込)
3,326,400円~4,298,800円
【ガソリン車代表】
・日産 ノート
・カタログ車体価格(消費税込)
2,029,500円~2,629,000円
※:選ぶグレードによって金額が変わります。
なんとビックリ、サイズ感とかはほぼ同じなのにリーフはノートより6割ほど高いんですよね。
なんでこんなに高いのか?というと、よく言われるのがリチウムイオンバッテリーです。
ご存知の通り電気自動車は電気で動くので、電気を貯めるためのバッテリーが必要です。
でも、電気自動車で使われるリチウムイオンバッテリーは価格がすごい高いんですよ。
ガソリン車にもバッテリーが載っていて、あれでよく使われるのが鉛蓄電池なんですが、それと比較すると価格が4倍も高いなんて言われたりします。
それじゃ、なんでわざわざ高価なリチウムイオンバッテリーを使うか?というと、純粋に航続距離を稼ぐためですね。
ただ、それでもガソリン車より航続距離は短いんですけど...
航続可能距離が短い
ということで、航続距離のお話です。
電気自動車の場合、ガソリン車と比較すると後続可能距離が短いです。
これは先ほど述べたバッテリーのせいで、最高級のリチウムイオンバッテリーを使ってもガソリンと比べるとエネルギー密度が低いからですね。
こちらも論より証拠、リーフとノートの航続可能距離を比較してみてみましょう。
【電気自動車代表】
・日産 リーフ
・航続可能距離(62kWhバッテリー搭載モデル)
WLTCモード:458km
【ガソリン車代表】
・日産 ノート
・航続可能距離(ガソリンタンク容量:36L)
WLTCモード:1,022km
どちらもカタログスペックからの計算です。
WLTCモードっていうのは車の燃費を図る方式のことですね。
World wide-harmonized Light vehicles Test Cycleの略で、より実際の走行に近い燃費を示すように世界で標準化された燃費測定方法になってます。
って言っても、カタログスペック通りの燃費性能は出ないんですけどね...(泣
体感的には2割ちょい位実際に走った方が燃費低くなるんじゃないかな?
よっぽど高速ばっかり走る場合を除いて。
ちなみに、上記の結果はリーフに有利な条件で比較した場合の結果ですね。
リーフはバッテリー容量が62kWhと40kWhから選べるんですが、40kWhの場合はもっと後続可能距離は短くなります。
なんでこんなことになるか?というと、純粋にエネルギー密度の差ですね。
同じ体積だとバッテリーに充電するよりもガソリンを入れたほうがエネルギーとして大きいので、後続可能距離がガソリン車のほうが長くなります。
具体的に数字で比較すると、リチウムイオン電池の場合は体積エネルギー密度は250~676Wh/Lって言われてます。(Wikipediaより引用)
一方で、ガソリンの場合はだいたい33.36MJ/L。
1Wh = 3.600Jなので、33.36MJ/L = 9,266Wh/L。
文字通り、同じ体積だと使えるエネルギーの桁が違うんですよね。
まぁ実際のところガソリン車の場合はエネルギーを動力に変えるための変換効率が低かったり、電気自動車の場合はブレーキ時に減速するエネルギーをもう一回電力に還元する回生動作ができたりするので、後続可能距離ベースでいうともっと差が小さいわけですけど。
そんな背景もあって、電気自動車の後続可能距離を伸ばすためにはバッテリーの改良が必要不可欠となってきます。
充電に時間がかかる
それで、最後に紹介するのがEVの場合は充電に時間がかかるコト。
ご存知の通り、バッテリーに充電するのって時間がかかるんですよね。
スマホみたいな小さい機器でもバッテリーをフルに充電しようと思うと数時間はかかるじゃないですか?
EVの場合、使うエネルギーが全然違うのでもっと時間がかかります。
たとえば、リーフの例で言うと、急速充電設備を使っても充電に約60分(62kWhバッテリー搭載車)かかります。
自宅で充電しようと思ったらもっとすごくて、3kW充電器を使った場合の充電時間は24.5時間です。
なんと、充電に一日以上かかるんですよね...
毎日そんなに運転しなくて、家でも充電できる環境ならそれほど不便しないのかもしれませんが、このスペックだと旅行とかのハードルはかなり高いです。
必ず何回か充電は必要ですからね...
いまはまだ電気自動車自体が少ないので良いのかもしれませんが、たとえば電気自動車が普及して電気スタンドに2台並んでる!とかになったら悲惨ですよね。
2台が充電するのに2時間、自分が充電するのに1時間...
これだけで3時間もロスする可能性があります。
ガソリン車だったら5分もあれば給油できちゃうわけですから、この差はかなりデカいです。
バッテリーは劣化する
とまぁ、ここまで電気自動車のデメリットについて紹介してきました。
どれもバッテリーに関することばかりだったんですが、最後にバッテリーに関する大きなデメリットについて。
バッテリーって充電するたびに少しずつ劣化するんですよね。
たとえば、スマホなんかも使ってるうちに充電が切れやすくなってきたって経験、だれにもあると思います。
それと同じことが電気自動車にも起きるわけです。
バッテリーが弱ってくると充電できるエネルギー量が減るわけですから、後続可能距離とかはますます短くなっていきます。
ガソリン車は消費したガソリンを継ぎ足すだけだからこんなことはないんですけどね。
というわけで、ここらへんがぼくが今回電気自動車を買わなかった理由です。
・バッテリーが思いっきり進化して、エネルギー密度が数倍大きくなった!
・充電にも全然時間がかからなくなった!
みたいな大きな技術革新があれば検討したいですが、現状そういう話もないですしね...
ここから先の進歩に期待です。
余談 事故ったときも不安だったり
あと、リチウムイオンバッテリーって事故ったときが個人的に結構不安なんですよね...
ガソリン車の場合はタンクが多少ひしゃげてもガソリンに引火しなければ大きな炎って出ないじゃないですか。
でも、リチウムイオンバッテリーって電気機器だから衝撃で中にダメージが入ったら発火したりするんですよね...
東京消防庁が出してた動画があったので、ご参考までに載せてみます。
これが電気自動車のバッテリーの規模で起こったら怖いなーっていうのも購入をためらってしまう理由の1つ。
もちろんいろんな対策がされてるんでしょうけど、事故の場合は100%ってないですからね...
個人的には水素自動車に期待
とまぁ、いろんなデメリットを挙げてきたんですけど、なんやかんやでこれから先EVはもっと進化していくんだろうとは思います。
自動車関係のメーカが世界中で開発している分野ですからね。。。
ただ、細かく見ていくと紹介したような懸念があって、どれもリチウムイオンバッテリーが障害になってるので、
もっと良いバッテリーが開発されるまでは買いたくないかなーというのが個人的な見解。
むしろ、できれば水素自動車が普及してほしいですね。
ガソリン⇒水素に燃料が変わるだけなので電気自動車のようなデメリットはないわけだし。。。
TOYOTAのMIRAIとかは水素自動車ですが、車体価格は860万円とめっちゃお高いですけど1回の充填での走行可能距離は750kmと、ガソリン車に近い性能がすでに出せてます。
【参考】MIRAIの公式ページはこちらから
電気って貯蔵できないから、電気⇒水素に変えちゃうっていうのはSDGs的にもアリだと思うんですけどね。。。
再生可能エネルギーって発電量を安定化させづらいから、デメリットを補うためにも使いやすい気がする。
まぁ、この辺りは日本企業の皆さんに頑張ってもらうしかないですかね。
米国のバイデン大統領は水素エネルギー推進派だし、これが追い風になってくれることを願います(-人-)
【参考ニュース】アメリカ、水素エネルギー活用に1兆円。産業分野の脱炭素推進策とは?
まとめ
ということで、今回のまとめです。
本記事のまとめ
電気自動車は"生活の足"として使うにはまだスペック不足
リチウムイオンバッテリーの性能や安全性が課題になっている
新しいバッテリーが開発されたりしない限りは筆者は買うつもりなし
水素自動車に頑張ってほしい!
こんな感じでした。
環境問題は重要な課題なので、どんどん発展させてほしいですが、やっぱり水素自動車普及してほしいなぁ.
TOYOTAとかかなり投資してたし、これから先の日本企業のためにも...ね?
技術者の方々、期待してますので開発頑張ってくださいm(_ _)m
ということで、言いたい放題書いちゃいましたが、本日はここまで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!