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自動運転で免許不要になるのは何年後?最新の技術動向とは?

自動運転のニュースってよく見るけど、そろそろ免許いらなくなったりするのかな?
リコ
レオ
自動運転で免許が不要になるのはまだまだ先だよ。
いつ頃から免許が不要になるのか?について紹介してみようか。

 

自動運転のニュース、最近よく目にするようになってきましたね。

 

ニュースを見た時、ふと「もう免許って取らなくていいのでは?」って感じた人も多いのではないでしょうか?

 

実際、いずれ自動運転で免許が不要になる可能性は高そうで、法改正などの手続きも進んでます。

 

でも、実はというと、今あなたが18歳以上なら、免許は取っておいたほうが良いです。

 

っていうのも、免許が不要になるまではまだ15年~20年程度はかかると言われているんですよね。

 

というわけで、今回は自動運転についてのお話です。

 

自動運転がこれから先どのような発展を遂げるのか、いつごろから免許は不要になるのか、このあたりについて深堀してみたいと思います。

 

こんな人向けに書いてます

  • 自動運転技術の最新の動向を知りたい
  • 自動運転で免許が不要になる時期を知りたい
  • 学生なんだけど、免許を取得したほうが良いか悩んでいる

 

どれかに当てはまる人には、きっと参考になるはず。

 

気になる方は、是非読んでみてください。

 

では、早速本題です。

本記事の内容は2022年8月現在の状況を基準に作成してます。

最新の状況は異なる可能性がありますので、ご注意ください。

 

 

自動運転って?

自動運転って?

レオ
そもそも、リコは自動運転についてどれだけ知ってる?
え、車が自動で走ってくれるってことじゃないの?
リコ

 

自動運転って聞くと、皆さん何を想像します??

 

「車が自動で歩行者や信号を感知してくれて、全自動で運転してくれる!!」みたいなのが理想ですよね。

 

でも、現状はそこまでの自動運転は実現してません。

 

一番進んでる自動運転技術でも、「高速道路で一定速度の環境下だけ」みたいな制約が付きます。

 

しかも、「危険を感じたときは運転者がハンドル操作を行えること」っていうのが前提です。

 

つまり、今の自動運転技術だと運転者に車の免許は絶対必要なんですね。

 

でも、今後技術が進歩して、自動運転のレベルが向上していけば、免許不要な自動運転も実現可能とは言われてます。

 

自動運転のレベルと対応状況について、紹介してみます。

 

自動運転レベル:0~5

レベル 概要 説明
レベル0 自動化なし 運転のすべてをマニュアルで実行。
レベル1 運転支援 システムがアクセル・ブレーキ操作もしくはハンドル動作の
一部を行う。
レベル2 部分的に運転自動化 システムがアクセル・ブレーキ操作またはハンドル操作の
両方を部分的に行う。
レベル3 条件付き運転自動化 高速道路など、特定の場所でのみ自動運転が可能
緊急時の対応はドライバーが行う。
レベル4 高度運転自動化 高速道路など、特定の場所でのみ自動運転が可能
緊急時の対応も車が判断できる
レベル5 完全運転自動化 場所などの制限なく、すべての条件で自動運転が可能

 

レオ
自動運転のレベル分けとしてはこんな感じになってます。
レベルが上がるほど、車がやってくれる内容が増えていくんだね。
リコ

 

つい10年位前まではほとんどの車がレベル0の状態でした。

そこから技術がどんどん進化して、最近はレベル1くらいの自動運転なら備えている車が多くなってきています。

 

レオ
レベル1は自動ブレーキとかだよ。
ぶつかりそうになったら自動で車止めてくれるやつ。
あ、それならCMとかでよく見るかも!
リコ

 

最近の高性能の車なんかでは、レベル2まで実装されてたりもします。メーカで言うとフォルクスワーゲンとかベンツとか。

 

レベル2になると、高速道路の渋滞などで前の車に追従して自動で車が加速・減速してくれるようになるため運転はぐっと楽になるらしいです。僕は乗ったことないですけど笑

 

ただ、緊急時にはいつでも運転に戻れるようにしておく必要があります。自動運転中の責任自体はドライバーにあるので、わき見運転も当然NG。

 

リコ
ふーん。
いずれにせよ、まだまだ車が自力で運転するレベルには遠そうだね...

 

最新の自動運転レベルはレベル3

ちなみに、最先端のレベルだとどのくらいなの?
リコ
レオ
最新だと、レベル3だね。
ホンダのレジェンドに実装されたよ。

 

最新の自動運転の状況はというと、2021年3月にレベル3適用車が実用化されてます。

 

開発元は日本メーカーのホンダで、自動運転技術で遅れていた日本のイメージを一気に払しょくしてくれました。

関連ページはこちら

 

とはいえ、その技術が搭載されたレジェンドはリース価格1,100万円でかつ限定100台限りの生産でした。

 

一般生産が開始されたというにはまだ遠い状況です。

 

また、使用に関しても高速道路で且つ50km/h以下の速度領域のみということで、高速道路の渋滞時の適用に限定されます。

 

え?
渋滞時の自動運転??
それってレベル2となにが違うの...?
リコ
レオ
運転の責任が人じゃなくて、システム側に委ねられるようになった点が大きな違いだよ。

 

できることだけを見るとレベル2と大きな違いが無いように聞こえますが、"運転の主体がシステム側に移った"という点が大きな進歩です。

 

レジェンドではシステム側になんらかの問題が発生した場合でも安全に動作をドライバーに引き継げるようになってます。一部部品が故障しても安全航行できるように、センサーや車両制御機能が複数設けられてるのも特徴ですね。

 

ただ、信頼性を高めるために冗長な機能を設けている分、価格も高くなってしまっているっていうのが実情かと思います。

 

また、何かあったときは人が運転しないといけないことには変わりないため、免許はやっぱり必要です。

 

レオ
ここから先、システムがより効率化されて大量生産されたときに価格が下がることを期待したいです。

 

免許が不要になっていくのは、レベル4~

ここでやっと冒頭の免許不要論の話に戻ってきますが、免許が不要になるのはレベル4以降と言われてます。

世界の最新技術でもまだ実現できてない領域ってことだね...
リコ
レオ
そうだね。
実現までにはいろんなハードルを超える必要があるよ。

 

レベル4はレベル3に対して大きな違いがあります。

それは、"何かあったときもシステム側が責任をもって自動運転を継続する"ということ。

 

レベル3では万が一の時はドライバーに運転を任せるって奥の手があったわけですが、レベル4ではそれが認められなくなるんです。

 

うーん、機械オンチな私でも、なんとなくそれが難しそうなのは想像がつくなぁ...
リコ

 

これをやると、自動システムが原因で事故が発生した場合はメーカが責任を負わないといけない可能性があります。

 

なので、企業としては技術的にも精神的にも、ハードルが高くなってきます。

 

これから車に乗る人へ
〜免許の取得をおすすめする理由〜

免許取得 おすすめ 理由

ということで、ここまで自動運転の説明をしてきたので、最後に「まだ免許はいるぞ!」っていう話をしてみます。

 

僕がまだまだ免許が必要だなと判断している理由は、以下4点です。

 

免許を取っておいた方が良い理由

  • 自動運転がレベル4になるまでには時間がかかる
  • レベル4の車が一般普及するまでにはもっとかかる
  • レベル4の自動運転でも免許が完全不要にはならない

 

こんな感じです。

 

冒頭で紹介したとおり、自動運転の適用に15〜20年かかるって言われてます。

 

私見ですが、自動運転が一般普及するには追加で10年、合計で30年くらいは見ておいたほうがいいんじゃないかという気がしてます。

 

なので、「今免許を取れる人は免許を取っておいたほうが良いよ」というのが僕の意見です。

 

それぞれ、理由について深堀してみます。

 

自動運転がレベル4になるには時間がかかる

これは、さっきのシステムが全部の責任を負わないといけないって話だよね。
リコ
レオ
そうそう。
最近やっとレベル3が適用されたばかりだから、レベル4適用にはもう少しかかるよ。

 

既にお伝えした通り、はじめてレベル3が適用されたホンダのレジェンドがやっと2021年3月にリース販売されたばかりで、レベル4の開発はまだまだこれからです。

レベル4の適用はまだまだ先になると言われていて、官民ITS構想ロードマップ2020によると、レベル4の市場化は2025年が目標として定められてます。

 

⇒官民ITS構想ロードマップ2020のリンクはこちら

(P150に全体像が記載されてます。)

 

ちなみに、レベル3の市場適用が2020年目標にされていたので、2021年時点ですでに遅れが生じている状態。

この遅れをどれだけ巻き返せるか?が肝になってくると思いますが、2025年に市場化されないこともふつうにあり得るかなと思ってます。

 

レベル4以上の車が一般的に普及するのにはもっとかかる

時間がかかる

そして、技術レベルとしてレベル4になったとしても、それが一般車に普及するまでにはさらに時間がかかります。

 

先にお伝えしたレジェンドの例だと車体価格が1,100万円もしたうえに100台の限定生産となってました。

 

これには理由があって、以下のような事情があります。

車体価格が高く、大量生産されない理由

  • システムの信頼性を高めるために、センサなどの機構を複数設ける必要がある
    ⇒価格が高くなりがち
  • システムのミスで交通事故につながる場合にメーカへの賠償責任に発展する可能性がある
    ⇒メーカとしても適用に慎重にならざるを得ない

 

なので、技術が確立したとしても、一般的に売りに出せるようになるには時間をかなり要します。

 

実現できたとしても、最初はスモールスタートで始まってくんでしょうね。

 

このため、レベル4の適用された車がいわゆる一般人でも購入できるようになるのは、まだまだ先になるのかなと感じてます。

 

レベル4の自動運転では免許が完全不要にはならない

また、"レベル4=免許不要"とはならない点も要注意。

 

というのも、レベル3の自動運転も現在適用されているのは比較的運転が簡単な高速道路の渋滞時のみ。

 

信号や合流など複雑な操作が要求される一般道や、渋滞してない状態の高速道路の運転には適用されていません。

 

レベル4が最初に適用されるときにどうなってるかわかりませんが、比較的簡単な状況下でしか自動化されないことが想像できます。

 

仮に「高速道路ではレベル4適用!」みたいな車が出てきても、「一般道の運転には免許が要るよ」って話になるわけで、やっぱり運転免許が不要になるのにはまだまだ時間がかかるのかなぁって感じですね。

 

まとめ:就職先で要求されるケースもまだまだ多い

就職先

はい、ということで今回のまとめです。

 

  • 自動運転が実現されるまでには、あと20年程度はかかる
  • 実現して、それが流通するのには更に時間がかかる

 

こんな感じ。

 

正直な話、今免許取れる年齢の人は間違いなく免許取っておいたほうが良いです。

 

「老後には免許なしで運転できるといいな」、くらいじゃないかと思います。

 

実際のところ、就職して社会に出ると免許が必要なケースはまだまだ多いです。直接企業側から「免許取っておくように」と言われることもありますし、転勤などの都合で車が必要になるケースもあります。

 

とくに、海外駐在などの場合は車が無いと生活ができないケースも多いので、海外赴任などをしたい人は免許が無いと困るかもしれませんよ。

 

そして、車を持っておくとできることが増えて、メリットもたくさんです。

 

生活の幅を広げるって意味でも、免許は取っておいて損はないかと思いますよ。

 

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では、今回はここまで。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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